[貸し会議室]
2023年10月11日
今や生活に欠かせない存在となったインターネット。
会議や打ち合わせなど、場合によっては、
複数のパソコンをインターネットに繋がなければならないシーンも増えていることでしょう。
インターネットに繋ぐことのできる機器には、様々な種類があります。
そこで今回は、
複数の機器をインターネットに繋ぐ方法を、ハブとLANケーブルを用いて紹介します。
目次
1.「ハブ(Hub」とは?
2.「ハブ」と「ルーター」の違いは?
3.「ハブ」の種類
4.まとめ
1|「ハブ」とは?複数のLANケーブルを繋げる集束装置
「ハブ」とは、有線LANを構成するための集線装置、
ネットワークのケーブルが集まっている装置のことです。
「ハブ」という名前は「車輪の中心」という意味から付けられており、
複数のLANケーブルを集約する集線装置の名称として用いられています。
また、「LANハブ」とも呼ばれ、
インターネットに繋げたいパソコンなどの接続機器を増やす役割があります。
しかし、LANハブにはルーター機能がないため、
モデムに直接繫げてもインターネットには接続できません。
2|LANハブとルーターとの違い
「LANハブ」と「ルーター」は、
パソコンなどの端末をネットワークに繋ぐための通信機器です。
それぞれケーブルの差し込み口が並んでいて同じような見た目をしているので、
違いが分かりにくく混同されがち。
しかし「LANハブ」と「ルーター」は、以下のように全く違う性質を持っています。
【LANハブ】LANネットワークが集まる集線装置で、複数のネットワークを接続でき、
集めたネットワークを一つの大規模なネットワークに変換する役割。
・パソコンなどの端末を増やしたい時に有効。
【ルーター】LANを接続する装置で、異なるネットワークを接続する役割。
・いくつもの端末をインターネットに繋げるために使用される。
・インターネット上の住所である「IPアドレス」を、
それぞれの端末に振り分けてインターネット通信が可能になります。
3|ハブの種類「リピーターハブ」と「スイッチングハブ」
▷リピーターハブ
ハブと省略されて説明される機器は、一般的にリピーターハブを指します。
リピーターハブは、LANケーブルで伝送される信号をすべての端末に送る機器です。
データを受信した側は自分宛であれば受け取り、
必要のない場合は無視しなければいけません。
「メリット」
・構造や動作が単純なので、安価で入手できる。
「デメリット」
・関係のない端末にも同じ情報を送信するので、パフォーマンスやセキュリティの低下。
・リピーターハブに接続している端末が、
データを送信している間は他の端末は同時通信ができない。
(1台のパソコンがデータを送信中のときは、他の端末は通信ができない)
・信号のひずみやデータ送受信の遅延なども発生しやすい。
▷スイッチングハブ
指定した端末にのみデータを転送する点です。
IT業界では、スイッチングハブのことを「スイッチ」や「ブリッジ」と呼ぶケースもあります。
「メリット」
・機器固有の識別番号である「MACアドレス」を解析する機能があり、
送信先を判別できる仕組みになっています。
LANケーブルを通して必要な宛先にだけ電気信号を送れるので、
リピーターハブのように他の端末にデータを閲覧されない。
「デメリット」
・判別処理のシステムを組み込むため、価格が高くなる。
・カスケード接続状態になると、同時に通信しなければ問題ありませんが、
複数台同時に通信すると回線が遅くなるため注意が必要。
※カスケードとは、
「何かが連なっている状態」「連続して起こっている状態」などを意味する表現。
指定されたMACアドレスに効率よくデータの送受信ができるため、
快適なネットワークを構築できます。
最近はほとんどの企業でスイッチングハブが使用されています。
現在販売されているルーターには、ハブのようにLANポートを搭載しています。
LANポート数に限りはありますが、
接続機器が少ない場合は、ハブ機能付きのルーターで十分でしょう。
4|まとめ
ハブとLANの違いを知ることで、接続方法が明確になります。
ハブの役割を知り、有効活用することで、
ネットワークをより便利かつ快適に利用することが可能です。
また、メリットとデメリットを知っておくと接続作業の効率も上がります。
是非、本投稿を参考にしてみて下さいね。
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