[レンタルオフィス]
2023年12月09日
事業をスタートするためには、銀行口座がなくては始まりません。
顧客・取引先からの信頼度や経理業務のことを考えると、
法人口座を開設しておきたいところです。
「レンタルオフィスでも法人口座開設はできるのか?」気になりますよね。
今回は、レンタルオフィスで法人口座を開設する際の、
金融機関ごとの難易度や利便性、成功率を上げるポイントをご紹介します。
目次
1|レンタルオフィスでも法人口座開設できるのか?
2|金融機関の種類
3|法人口座開設の成功率を上げるポイント
4|法人口座開設に必要なものリスト
5|まとめ
1|レンタルオフィスでも法人口座開設できるのか?
基本的にはレンタルオフィスでも銀行の法人口座開設が可能です。
しかし、近年、銀行口座開設の審査は強化されている傾向があり、
誰でも簡単に口座開設ができるわけではありません。
レンタルオフィスは、厳密にはバーチャルオフィスとは異なり、
実際のオフィスとして機能するため、
バーチャルオフィスよりも審査は通りやすいと言えるでしょう。
2|金融機関の種類
〜レンタルオフィスで法人口座を開設するならどの金融機関が良い?〜
◎ 都市銀行(メガバンク)
大都市に本店があり全国の主要都市に支店をもつ銀行。
取引先からの信用を得やすいメリットがありますが、
法人口座の開設の際の審査は厳しめで手数料などのコストも割高です。
◎ 地方銀行
都道府県単位で展開する地域に根ざした銀行です。
都市銀行と比べると、地方銀行・信用金庫の審査は通りやすい傾向にあります。
一方、都市銀行に比べてATMや支店数が少なく、利便性の面ではやや劣ります。
また、信用金庫の場合、特定の紹介がないと法人口座の開設が難しいケースもあるようです。
◎ ネット銀行
ネット銀行は、最も審査に通りやすい金融機関です。
振込や出入金の手数料が安いため、少額の取引が多いのであれば、
ネット銀行はかなり使いやすいのではないでしょうか。
また、24時間365日、いつでも利用できるため利便性も高いです。
※ネット銀行とインターネットバンキングの違いは?※
従来の銀行が提供する銀行業務をインターネット上で行えるサービスです。
ただし、月額の利用料が発生する場合が多いようです。
ネット銀行は、オンラインのみの銀行で、インターネットを通じて全ての銀行業務を行います。
3|法人口座開設の成功率を上げるポイント
◎ 事業内容を明確にする
スムーズに審査を通過するためのポイントは、
事業内容をわかりやすい言葉で説明することです。
誰が聞いてもわかるような簡単な言葉で説明し、
事業内容を十分に理解してもらうことが大切です。
担当者に見せる資料や話す内容はなるべく簡潔にまとめておきましょう。
◎ 資本金の額に注意する
会社の設立は資本金1円からでも可能ですが、
法人口座を開設したい場合、資本金の額が低すぎるのは好ましくありません。
審査において、資本金の額は「会社の運営力」と判断されるケースがあります。
その為、あまりに金額が低いと事業運営の体力が乏しいとみなされてしまう可能性があります。
少なくとも100万円以上の資本金があるほうが、審査で悪評価を受けずに済むでしょう。
◎ ホームページを用意する
法人口座開設の審査では、
ホームページやWebサイトの内容をチェックされることが多いようです。
ホームページがないと信用性が低いと判断されてしまう可能性があるため、
なるべく会社のホームページを作成しておきましょう。
金融機関だけでなく顧客からの信頼・安心感にもつながるため、
ホームページは作っておいて損はありません。
◎ 事業の実態を示す書類を準備しておく
事業で使用した契約書や取引先から発送された納品書・請求書なども準備しておきましょう。
これらの書類は、業務の実態を示す証拠となります。
4|法人口座開設に必要なものリスト
◎ 会社の商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
◎ 会社の定款
◎ 会社印
◎ 会社の印鑑証明書
◎ 代表者の実印
◎ 代表者の印鑑証明書
◎ 代表者の身分証明書
◎ その他会社の運営実態がわかる資料
5|まとめ
レンタルオフィスであっても、正しい手順を踏めば法人口座の開設は十分可能です。
しかし、年々、法人口座開設は審査が難しくなってきている為、
事業内容や会社の実態を明確にし、信用性を高めることが大切です。
これから事業を進めていく中で、法人口座と、個人口座では、
取引先から見てその信頼度には大きな違いがありますので、
万全の準備をしておくきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。